夏から秋になる頃、田んぼのあぜ道に真っ赤な彼岸花が咲き誇っている風景を思い出しませんか。田舎育ちの私は子供の頃、毎年そんな風景を眺めながら遊んでました。
彼岸花と言えば赤色ですが、白い彼岸花があることをご存じでしょうか。結構珍しい様ですが、なんと近所に咲いておりましたので写真を撮ってきました。
白い彼岸花とはどんなものなのかも含めご紹介させて頂きます。
白い彼岸花とは?
白い彼岸花の名称
彼岸花はお彼岸の頃に咲くので「彼岸花」と呼ばれますが、白い彼岸花の学名、属名、その他の名称は次の通りです。
学名:Lycoris albiflora
属名:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
その他の名称:シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)、アルビフロラ
白い彼岸花はなぜ白い?
赤い彼岸花は原種で、白い彼岸花は交配種です。白い彼岸花は、赤い彼岸花と黄色い彼岸花を交配してできたものと言われています。赤色と黄色を掛け合わせて白色になるのはあまりイメージ出来ませんが白化変種というDNA変化により色素の形成異常が起きてつくられた花の様です。
彼岸花の仲間は、赤や白以外にも、黄色(ショウキズイセン(Lycoris aurea))、オレンジ色(キツネノカミソリ(Lycoris sanguinea))、紫色(ナツズイセン(Lycis squamigera))があります。
白い彼岸花の開花時期
毎年9~10月に咲きます。赤い彼岸花とほぼ同じタイミングですね。
球根は毒があるので注意!
彼岸花は多年球根植物で、種を作らず球根だけで増えていきます。この球根には毒性物質があります。彼岸花の球根を食べると嘔吐や下痢を起こすのでとても危険です。決して食べてはいけません。注意してください。
白い彼岸花の主な生息地
元々、彼岸花は日本に自生しておらず、中国から持ち込まれた様です。赤い彼岸花は日本全国に生息していますが、白い彼岸花はおもに九州に自生しています。九州では珍しくありませんが、全国的には少ない様です。しかし、私は愛知県で偶然見つけました。
白い彼岸花の花言葉は?
白い彼岸花の花言葉は、「また会う日を楽しみに」「思うはあなた一人」です。
これは、白い彼岸花が珍しいこともあると思いますが、亡くなった人に対し、「また会いましょうね」というところから来ている様です。
「白」は一途に相手を思う純粋な心を表わしますので「思うはあなた一人」となっているのでしょう。
白い彼岸花の写真
いままでの写真以外のものも少し載せておきます。
まとめ
秋と言えば彼岸花、彼岸花は赤が当たり前、と思っている方も多いと思いますが、珍しいですが白い彼岸花もあります。
九州でおもに自生しておりますが、その他の地域でもまれに見ることが出来ます。私は愛知県で発見しました。
みなさんも一度探してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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