広島城を徹底ガイド!アクセス・近くの駐車場・入場料・営業時間から歴史、広島護国神社まで

広島に訪れたら一度は立ち寄りたいのが、原爆ドームと平和記念公園と平和記念資料館ですよね。そのすぐそばに「広島城」があります。せっかくなので少し足をのばして広島城も行ってみませんか。天守閣も入場料大人370円と安いですし、展望室からの眺めも良いのでお勧めです。
広島城への行き方(アクセス)、最寄りの駐車場、入場料金、営業時間をご紹介した後、広島城の歴史や天守閣までの行き方、天守閣からの眺望、被爆樹木、遊覧船や敷地内にある広島護国神社などをご紹介させていただきます。

広島城への行き方(アクセス)

まずは広島城への行き方(アクセス)をご紹介致します。

・電車:広島駅から徒歩約25分(1.9km)/新白島駅から裏御門経由で徒歩約17分
    広島駅から 路面電車「紙屋町東」または「紙屋町西」下車 北へ徒歩約15分

・バス:合同庁舎前バス停から徒歩約8分/広島バスセンターから徒歩約12分

・車:山陽自動車道 広島ICから約20分

◆住所:〒730-0011 広島市中区基町21番1号 

◆電話番号:082-221-7512

広島城 最寄りの駐車場

広島城の最寄りの駐車場は「広島市中央駐車場」です。広島翔洋テニスコート(広島市中央庭球場)の地下にあります。ここから天守閣まで徒歩約7分です。

・駐車料金:30分 210円(最大料金1,600円/1泊(1:00~6:30まで)500円)

・営業時間:6:30~1:00

・収容台数:406台

◆住所:〒730-0011 広島県広島市中区基町2

◆電話番号:082-227-2110

広島護国神社の大きな鳥居前にも案内看板があります。

天守閣、二の丸の入場料金と営業時間

天守閣の入場料金、営業時間

天守閣の入場料金は以下の通りです。

個人団体(30名以上)
大人370円280円
シニア(65歳以上)※180円100円
高校生180円100円
中学生以下無 料無 料
※シニアの方は、観覧券購入の際に年齢確認が必要です。年齢を確認できる公的証明書(運転免許証、保険証など)を受付でご提示ください。

天守閣の営業時間は以下の通りです。

3月~11月9:00~18:00入館は17:30まで
12月~2月9:00~17:00入館は16:30まで

休館日:年末(12月29日~ 31日) ※臨時休館あり

二の丸の入場料金、営業時間

二の丸の入場料金は無料です。

二の丸の営業時間は以下の通りです。

4月~9月9:00~17:30入館は17:00まで
10月~3月9:00~16:30入館は16:00まで

休館日:年末年始(12月29日~ 1月2日)

広島城の歴史

広島城は、中国地方一帯を領有した毛利輝元(もうりてるもと)が天正17年(1589年)に築城を開始し、天正19年(1591年)に入城した。

慶長5年(1600年)の関ケ原の戦いで西軍総大将だった輝元は負けた為、東軍勝利の立役者の一人の福島正則(ふくしままさのり)が代わって広島城主となった。

元和3年(1617年)広島城および城下町は洪水を受けてかなり破壊された。その修復を無断で行ったとされ、改易(身分を平民に落とし、屋敷などを没収)され、広島城と城下町およびその領国は浅野長晟(あさのながあきら)に引き継がれた。

その後明治維新により幕藩体制が崩壊し、明治6年(1873年)の廃城令により存置か廃城かを迫られた末、存置となり残され、陸軍の軍事施設として利用されることになった。この時二つの三層の小天守は壊され、五層の大天守と南側、東側の渡櫓を残すのみとなり、鎮台司令部庁舎などの軍事施設が建てられ、日清戦争(明治27~28年/1894~95)の時に広島大本営の建物となり、その後保存された。

大正時代には天守や旧広島大本営跡の建物と共に広島の重要な名所・観光地として知られるようになり、昭和3年(1928年)に管理が県に移管され、天守内部も一般開放された。

昭和6年(1931年)には天守が国宝に指定されたが、昭和20年(1945年)の8月6日の原爆により天守も含めすべて一瞬にして失われてしまった・・・。

昭和26年(1951年)広島で開催された第六回国民体育大会の関連事業で広島城の天守が仮設で一時的に再建された。これが二代目天守。

昭和32年(1957年)広島復興大博覧会の会場の一つとして大天守再建が決まり、昭和33年(1958年に再建された。これが三代目天守。その博覧会後「広島城郷土館」として開館し、平成元年(1989年)にリニューアルされ博物館「広島城」となった。

平成3年に二の丸の表御門、御門橋、平成6年に平櫓、多聞櫓、太鼓櫓が復元され今日に至る。

このような歴史をたどり、広島城は広島の大切な「宝」として今も愛されております。

入口から広島城「天守」までの行き方

入口から広島城「天守」までの行き方をご紹介致します。
広島護国神社の大きな鳥居がありますが、広島城はここから入ります。同じ敷地内に広島護国神社もあるため、この入口にこの鳥居があるのですね。この大鳥居の横はRCC中国放送局です。

鳥居をくぐって進むと「裏御門跡」が見えてきます。広島城の入口はこの「裏御門跡」と「表御門」の2ケ所のみです。名称で判断すると、こちらが「裏口」になるんでしょうね・・・。しかし車で広島護国神社へ行く場合はここからしか入れませんので注意してください。

まずこの大きな階段を上りましょう。

階段途中に案内図がありますので、ここで天守などの位置を確認してから進みましょう。天守は一番右奥にあります。左奥が広島護国神社です。

右奥まで歩いて、手前の階段を上ると天守の入口があります。

天守は5階建の木造建築です。

長い屋根の通路奥が入口で、そこで入場料を支払います。

広島城「天守」内は撮影禁止

天守内は撮影禁止です。唯一撮影OKの場所がありましたのでその写真を載せておきます。広島城キャラクターの「しろうにゃ」の看板が鎮座しております・・・。

天守内は撮影不可の為、詳細は割愛しますが、広島城の歴史紹介や甲冑、刀、鉄砲、金鯱など、様々な貴重な資料が展示されております。城マニア以外の人も楽しめると思いますよ。

広島城天守閣展望室からの眺望

広島城天守閣展望室からの眺望をご紹介致します。天守閣最上階の5階が展望室となっております。部屋の外は、ぐるっと回廊になっており、そこから広島市内を見ることが出来ます。

4方向の景色の写真をご紹介致します。良い眺めなので是非一度訪れてみてください。写真と実際に見る景色では臨場感が全然違いますからね。

二の丸に復元された「表御門」「太鼓櫓」「多聞櫓」「平櫓」

二の丸は「馬出」(うまだし)と呼ばれる構造になっており、出入り口に築かれた区画を指し、出入り口を守り、出撃する際の拠点としての役割を持っていました。

昭和20年の原爆投下により広島城内の建物はすべて倒壊してしまいましたが、二の丸にあった「表御門」「太鼓櫓」「多聞櫓」「平櫓」は平成6年(1994年)に復元され内部公開されております。

二の丸の入口手前にこの案内図があります。目的地の位置関係を確認して入場しましょう。

こちらが「表御門」(おもてごもん)と呼ばれる二の丸入口にあたる門でメインゲートになります。手前の橋は「御門橋」(ごもんばし)です。ここでは入場料の徴収はありません。入場料は「天守」に入る際に徴収されます。

ここがニの丸の入口になります。靴を脱いで下駄箱に靴を置き中に入ります。ここへの入場は無料です。

「多聞櫓」と呼ばれる太鼓櫓と平櫓を結ぶ長い櫓の中はこのような展示スペースになっております。ここは撮影可能です。

「太鼓櫓」(右)「平櫓」(左)の復元前の構造模型です。

ここは「太鼓櫓」(たいこやぐら)と呼ばれる建屋で、太鼓が置かれ、その太鼓で時を告げていた様です。

入口を出たところで撮った写真です。「多聞櫓」の長い外壁が続いております。

「太鼓櫓」「多聞櫓」「平櫓」と「表御門」の外観写真になります。

敷地内の史跡など

敷地内にはいろいろな史跡などがあります。

こちらは「広島大本営跡」です。明治10年(1877年)に広島鎮台司令部として建てられた木造洋館の跡です。日清戦争では大本営として、ここで明治天皇が指揮をとった様です。建物は原爆で倒壊し今はこの姿になっております。

こちらは「桜の池跡」です。明治31年(1898年)、広島に水道がひかれたことを記念して作られた池です。

お堀には、立派な鯉がたくさんいました。鯉の餌も売ってましたので、興味ある方は餌をあげてみてはいかがでしょうか。

その他、「旧天守閣の礎石」「昭憲皇太后御座所跡」「南小天守跡」「東小天守跡」「中国軍管区司令部の防空作戦室跡」など、建物の跡が多くあります。

原爆で生き残った樹木(被爆樹木)

敷地内には原爆投下で被爆したにも関わらず、今も生き続けている樹木があります。「ユーカリ」と「マルバヤナギ」、「クロガネモチ」の3種類です。そのうちの「ユーカリ」と「マルバヤナギ」をご紹介致します。原爆の爆風、熱風に耐え生き延びるとはすごい生命力ですよね・・・。

こちらは「ユーカリ」の木です。

被爆樹木として紹介されております。爆心地から740mのこの位置で被爆しました。よく生き残りましたよね。

こちらは「マルバヤナギ」の木です。

こちらも被爆樹木として紹介されております。

広島城のお堀に遊覧船がある

広島城のお堀に遊覧船がありました。この日は日曜日でしたが営業はしていませんでした。コロナの影響なのかもしれません・・・。

広島城敷地内には「広島護国神社」がある

広島城敷地内には、広島護国神社があります。広島カープが毎年シーズン開幕前に必勝祈願に訪れる神社としても有名です。

「昇鯉の像」という像があり、願いを込めて像を撫でると「難関突破・目標達成・開運出世」のご利益があるそうです。2021年7月現在はコロナウィルスの関係で撫でることはできません・・・。残念!

まとめ

広島城への行き方(アクセス)、最寄りの駐車場、入場料金、営業時間をご紹介した後、広島城の歴史や天守閣までの行き方、天守閣からの眺望、被爆樹木、遊覧船や敷地内にある広島護国神社などをご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。
少しでも「広島城行ってみたいな」と思っていただけましたら幸いです。ぜひ一度訪れてみてください。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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