2020年、我が中日ドラゴンズのレギュラーシーズンが終わりました。最終的な順位は3位で、8年ぶりにAクラスに返り咲きました!2位阪神と1ゲーム差だったので、あと少しで2位でしたが、巨人とは9ゲーム差だったので優勝まではまだ力が足りないことを思い知らされたシーズンでした。
今シーズンの飛躍を支えたのは、特に先発ピッチャーの大野雄大投手でしたね。11勝6敗の2桁勝利に加え、セリーグの最優秀防御率、最多奪三振に輝いております。また完投10試合、完封6試合と他を圧倒する完投能力で、沢村賞の有力候補となっております。
チームの成績を左右するのは、まず先発ピッチャーです。2020年シーズンの先発ピッチャーの成績を振り返り、早いですが、来期の先発ローテーションを予想してみましょう。
2020シーズンの主な先発投手成績
2020シーズンの主な先発投手の成績を見てみましょう。投球回数が50イニング以上の先発投手の成績を表にしてみました。
投手名 | 勝利数 | 敗北数 | 奪三振数 | 防御率 | 勝率 | 投球回数 |
大野 雄大 | 11 | 6 | 148 | 1.82 | .647 | 148.2 |
福谷 浩司 | 8 | 2 | 72 | 2.64 | .800 | 92 |
柳 裕也 | 6 | 7 | 88 | 3.60 | .462 | 85 |
松葉 貴大 | 3 | 7 | 50 | 4.05 | .300 | 73.1 |
勝野 昌慶 | 4 | 5 | 56 | 3.88 | .444 | 72 |
ロドリゲス | 3 | 4 | 67 | 4.12 | .429 | 59 |
大野投手の成績が他を圧倒しております!巨人の菅野投手とセリーグ1、2位を争う程のピッチャーなので当然かもしれません。先日、大野投手はFA宣言をせず、中日に残留することが決まりました!これは中日ファンにとって最大の良いニュースと言っていいと思います。上の表を見ても、もし2021年のシーズンに大野投手がいなかったらゾッとします・・・。
大野投手に次ぐよい成績を上げたのが福谷投手です。貯金を作ったのは、結局大野投手と福谷投手の2人だけです。今シーズンは本格的に先発転向した最初のシーズンでしたが、安定した成績を残し貯金を6つも作ってくれました。福谷投手の先発転向がなかったら、これまたゾッとします・・・。
もっと頑張ってくれよ!という投手は柳投手ですね。右のエースとして期待されましたが、今シーズンは安定感を欠き、6勝止まりで借金1という結果でした。最終戦で完投しそうな好投を見せましたので、来期は2桁勝利を期待しましょう。
松葉投手は昨シーズン途中でオリックスから移籍してきましたが、その年は1試合だけの登板に終わりましたので、今シーズンが中日での本格的に活躍したシーズンとなりました。しかしながら、ナゴヤドーム以外では安定感を欠き、結局3勝で借金4という成績でした。オリックス時代でもMAX8勝でしたので、来シーズンも過度な期待は出来ないと思います。
2年目の勝野投手は、ルーキーの昨シーズン、1勝2敗という成績から4勝5敗と飛躍しましたが、コントロールが安定すればもっと勝てると思います。来シーズンはさらなる飛躍を期待します。
今シーズン途中の8月に育成から支配下登録されたロドリゲス投手。150km/hを超える動くストレートが武器の23歳とまだ若いキューバ出身の選手ですが、コントロールを磨けば2桁勝てるピッチャーだと思います。今シーズンは3勝で終わりましたが、来シーズンは期待しましょう。
来シーズンは、ケガがなければ大野投手、福谷投手、柳投手の3人は先発ローテーション確定だと思いますが、それ以外の投手は流動的だと思います。
期待の若手先発投手候補の2020シーズン1軍成績
投手名 | 勝利数 | 敗北数 | 奪三振数 | 防御率 | 勝率 | 投球回数 | 年齢 |
梅津 晃大 | 2 | 3 | 43 | 3.74 | .400 | 43.1 | 24 |
岡野 祐一郎 | 2 | 2 | 41 | 6.17 | .500 | 42.1 | 26 |
山本 拓実 | 1 | 3 | 25 | 5.59 | .250 | 29 | 20 |
清水 達也 | 1 | 1 | 21 | 3.38 | .500 | 21.1 | 21 |
小笠原 慎之介 | 1 | 3 | 16 | 7.11 | .250 | 19 | 23 |
梅津投手は、私が今シーズン一番期待していた投手でしたが、ケガで2勝という成績で終わってしまいました。もともとケガが多い選手なので、シーズン通しての活躍は今後も厳しいかもしれません。
ルーキー岡野投手は社会人出身の即戦力投手として期待されましたが、良い成績は残せませんでした。コントロールを磨いて来期はさらなる飛躍を期待したいです。
山本投手は梅津投手の次に期待していた投手でしたが、結局1勝で終わってしまいました。167cmの小さな体から150km/hを超えるストレートを投げ込む素晴らしい投手なので、来期こそ大きな飛躍の年にしてほしいです。
清水投手は150km/hを超えるストレートとフォークが武器の若き投手です。今シーズンの1勝は私が唯一観戦した巨人戦で上げた勝利でした。コントロールが課題ですので、制球が安定すれば先発ローテーションに入ってくる投手だと思います。
最後に小笠原投手。入団以来期待され続けていますが、今シーズンも期待を裏切りました。ぽっちゃり体型を絞って、危機感を持って来シーズン臨んでほしいです。
その他の期待の若手投手
上記若手投手以外では、笠原祥太郎(25)と石川翔(20)も期待しております。
2018年に6勝した笠原投手は不整脈の影響で、2019年低迷し、今期復活を期待されたが、7月に右内腹斜筋損傷で離脱し、2020年は1軍登板なしに終わってしまいました。なんとか復活、さらなる活躍を期待したいです。
石川投手は入団以来ケガに泣かされ、2019年に右ひじの手術を行い、今年2軍で6月に登板し、MAX152km/hを記録したが、その後コンディション不良で結局1軍昇格はありませんでした。11月12日のフェニックスリーグでは1イニングを投げ2安打2四球1失点だったがMAX151km/hを記録。石川投手も期待しておりますが、先発は難しいかもしれませんね。
2020ドラフトでの期待の投手は?
2021年のシーズンで期待されるのは、今年のドラフトで獲得した新人投手です。その中でも、特に来期期待されるのはドラフト1位の高橋宏斗投手(中京大中京高)とドラフト2位の森博人投手(日本体育大)の2人です。
高橋投手は高校球界ナンバーワン投手として名高いピッチャーでMAX153km/hのストレートとカットボールが武器です。高卒ルーキーなので来期いきなりの活躍は厳しいかもしれませんが、あの松坂投手や田中将大投手の様に入団1年目から2桁勝利を狙えるピッチャーになって欲しいと思います。
森投手は大卒ルーキーなので即戦力候補筆頭です。
2021年シーズンの先発ローテーションピッチャー予想
上記内容を踏まえ、2021年シーズンの中日ドラゴンズ先発ローテーションピッチャー6人を予想してみましょう。
①大野雄大(左)
②福谷浩司(右)
③柳 裕也(右)
④ロドリゲス(右)
⑤森博人(右)
⑥松葉 貴大(左)
①~③は確定として、④~⑥は私の勝手な想像です。ロドリゲス投手はさらに成長して2桁勝てると思います。森投手は完全に期待枠です(笑)但し、ドラフト1位でもおかしくない逸材なので活躍してくれると思います。最後6人目は松葉投手にしました。なぜかというと左ピッチャーだからです。中日には大野投手以外、いい左ピッチャーがいません!来期に向けた外国人含めた補強ポイントは、間違いなく先発出来る左ピッチャーですね。
さあ、この予想は当たるでしょうか。2021年シーズンの開幕が今から楽しみです!
まとめ
3位、8年ぶりのAクラスで終えた2020年シーズンの中日ドラゴンズ。来シーズンはこの勢いで優勝を狙うしかありません。そのカギを握るのはやはり先発ローテーションピッチャーです。大野投手が引っ張っていってくれると信じてますが、若手ピッチャーの台頭に期待したいと思います。
課題はやはり左の先発ピッチャーです。小笠原投手や笠原投手、橋本投手にも期待しますが、外国人投手を獲得して欲しいですね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
コメント