名古屋グランパス|2020年成績を振り返る J1順位3位&ACL出場権獲得!

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2020年、新型コロナウィルスの影響で、J1リーグは2月に開幕後約4ケ月もの間中断するという非常に厳しい年になりました。そして名古屋グランパスの選手も感染し、練習もまともに出来ない時期が多くありました。そんな中で名古屋グランパスはJ1順位3位という好成績を残しました!その2020年シーズンの試合の流れや、成績のレビュー、全試合出場した選手とチーム内得点順位を確認し、2020年シーズンを振り返ってみましょう。

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2020年シーズンの試合の流れ

2020年は2月22日のアウェーでの仙台戦で幕を開けました。その開幕戦は1対1の引き分けでした。
その後、7月4日のアウェー清水戦まで新型コロナウィルスの影響で中断してしまいます。その間、グランパスの選手も感染し、練習もまともに出来ない苦しい期間が続きました。
しかしながら、その再開したアウェー清水戦は、1対2で見事勝利しました。そしてその後8月1日のホーム柏戦で0対1で負けるまで、開幕して6試合負けなしの好調な滑り出しでした。

そして8月8日のホーム浦和戦は圧巻の試合でした。今シーズ最多の6得点を上げ、6対2で勝利しました。前田選手がハット・トリックを超える4得点の大活躍でウルトラマンポーズを連発してました。この試合がサポーターとしては最高の試合でしたね。

中断期間があった為、厳しい日程でしたが、奮闘し上位をキープしていました。しかし今シーズン唯一の連敗をしてしまいます。10月18日の川崎戦(3対0)、10月21日の横浜FM戦(2対1)といずれもアウェーでの敗戦でした。このままズルズルと連敗してしまうか心配でしたが、連敗後のホーム瑞穂スタジアムでの10月24日の仙台戦を1対0で勝利し、見事連敗を止めました。ある意味ここがポイントだったかもしれません。

そして最終戦の12月19日の豊田スタジアムでの広島戦を終了間際の前田選手のスーパーゴールで1対0で勝利し、見事3位を確定させ、ACL出場権を獲得しました。
しかし、その前の試合、12月12日の現瑞穂スタジアムでの最後の試合、横浜FC戦を0対0で引き分けてしまったのが痛かったです。もしその試合勝利していればガンバを抜いて2位でした。そうすれば天皇杯にも出場できました。
たらればは言ってもしょうがないですね。さらに上位は来年に取っておきましょう。

2020年 名古屋グランパスの成績レビュー

2020年の名古屋グランパスの順位は3位でした。昨年の13位から大きく躍進しました。

2020年の成績は次の通りです。
19勝9敗6分、得点45、失点28、得失点差+17

なんと言ってもリーグ最少失点の28が素晴らしいです!この数字は、優勝した2010年の失点37よりも9も少ないです。優勝の翌年が、優勝以降最少失点でしたが、それでも36です。
そして、圧倒的強さで2020年J1優勝した川崎フロンターレの失点数31よりも3少ないという点も評価されて良いと思います。
これは、マッシモ・フィッカデンティ監督の手腕が大きかったと思います。
丸山選手、中谷選手の強力なCBと好セーブ連発のGKランゲラック選手を中心とした守備陣、相手ボール奪取能力に優れた稲垣選手、米本選手の両ボランチ、前線から相手にプレッシャーをかけるマテウス選手を中心とした攻撃陣、そしてその様な組織を作り上げたフィッカデンティ監督、それらの力が融合し、リーグ最少失点を生み出しました。点を取られなければ負けませんからね。
リーグ最少失点、このポイントが一番評価されるべき点だと思います。

そして得点は45でした。後ほど詳しく触れますが、ここが物足りません。
グランパスの得点数は、今年優勝した川崎フロンターレの88の約半分です・・・。また、1位から9位までのチームの中で最低です。9位の横浜F・マリノスは69で、グランパスよりも24も多いです。
逆にこれだけしか得点出来ていないのに3位になったということは、守備が良いと負けない、という証拠でもあります。今年の守備力を維持し、得点力を上げれば本当に優勝も夢ではありません。

2020年 全試合出場した選手は5人

2020年のシーズン、全34試合に出場(途中出場含む)した選手は次の5人だけです。

ランゲラック(GK)
丸山 祐市(DF)
中谷 進之介(DF)
稲垣 祥(MF)
マテウス(FW)

全試合に出場できる選手は、強靭な体の持ち主と監督からの厚い信頼がある真の「レギュラー」です。この5人は2020年グランパスのJリーグ最少失点に大きく貢献しているハードワーカーです。マテウスもMF、FWとして活躍しましたが、前線からの相手選手へのプレスはすごいものがありましたし、自陣深く戻って激しい守備でピンチを防ぐシーンも多く見られました。
この5人は2020年の躍進のカギを握った5人です。この5人は2021シーズンも欠かすことは出来ませんね。

2020年 チーム内得点順位は?

2020年シーズンでの名古屋グランパスのチーム内得点順位は次の通りです。

1位 マテウス   9得点
2位 前田 直輝  7得点
3位 金崎 夢生  6得点
4位 シャビエル  4得点
   阿部 浩之  4得点
5位 稲垣 祥   3得点
6位 相馬 勇紀  2得点
   吉田 豊  2得点
   丸山 祐市  2得点
7位 山﨑 凌吾  1得点
   シミッチ  1得点
   米本 拓司  1得点
  ※オウンゴール 3得点
   合計  45得点

チームの総得点が45点というのは3位のチームとしては物足りません。昨年13位の時と全く同じ得点数です。二桁得点者がいないのは寂しい限りです。2018年の得点王、ジョーの24得点とは言いませんが、FWで10点以上取れる選手は必要ですね。
チーム内の得点王はマテウス選手です。しかし9点では物足りないですね・・・。但しアシストは8ありますし、献身的な守備もありましたのでよく頑張ったと思います。
また、前田選手が前述の通り、8月8日の浦和戦で1試合で4点を取ったので「今年は得点王も夢ではない!」と思いましたが、終わってみれば昨年の9得点を下回る7得点にとどまりました・・・。応援している選手だけに非常に残念でした。来季はキャリア・ハイを目指して欲しいです。
金崎選手はケガがなければチーム内得点王になったかもしれないので残念でした。
やはり2021年の補強ポイントは、間違いなく「ここ」FWだと思います。
12月24日にセレッソ大阪からFW柿谷選手の加入が発表されましたが、柿谷選手が10得点以上取れるとはあまり思えませんので(失礼!期待はしてます!)、強力な外国人FWの加入を期待したいですね。

まとめ

名古屋グランパスが3位という好成績を残した2020年のシーズン。新型コロナウィルスの苦難を乗り越え、見事ACL出場権利をつかみ取りました。その2020年シーズンの試合の流れや、成績のレビュー、全試合出場した選手とチーム内得点順位をお話しましたが、いかがだったでしょうか。
上位9チームの中で最少得点でも、リーグ最少失点で見事3位に滑り込みました。全試合出場したランゲラック選手、丸山選手、中谷選手、稲垣選手、マテウス選手が中心となり活躍し、フィッカデンティ監督が見事な舵を切った結果です。得点力で課題が残りましたが、2021年シーズンはそこを解消して優勝という栄冠を是非つかみ取ってもらいたいですね。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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