中日ドラゴンズ2021年優勝のカギは得点力アップ!【方策②盗塁編】

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中日は2020年シーズン、8年振りのAクラス、3位というまずまずの成績でしたが、他チームから大きく劣っていた点がありました。前回の【方策①本塁打編】でもお伝えしましたが、それは「得点力」です。中日の弱点です。セリーグ最下位どころか12球団最下位です。その弱点の中身は次の3点でした。

  1. 本塁打の少なさ
  2. 盗塁の少なさ
  3. 代打陣の弱さ

今回は【方策②盗塁編】として盗塁に焦点を当ててみたいと思います。

【方策①本塁打編】の記事はこちら↓↓↓↓

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2020年シーズン 中日のチーム盗塁数の結果|セリーグとセ・パ比較

まず2020年シーズン、中日のチーム盗塁数は33でした。セリーグでのチーム盗塁数順位を見てみましょう。

順位チーム名チーム盗塁数
1位巨人80
1位阪神80
3位ヤクルト74
4位広島64
5位中日33
6位ヤクルト31

セリーグでの最多は巨人、阪神の80です。最少は横浜DeNAの31です。中日は最下位に近い5位です。少なすぎますよね・・・。巨人は中日の倍以上、得点圏に進んでいるということになります。

次に、セ・パ12球団でのチーム盗塁数の順位を見てみましょう。

順位チーム名チーム盗塁数
1位ソフトバンク99
2位オリックス95
3位ロッテ87
4位西部85
5位日本ハム80
5位巨人80
5位阪神80
8位ヤクルト74
9位楽天67
10位広島64
11位中日33
12位横浜DeNA31

パリーグではソフトバンクが99で最多、楽天が67で最下位です。12球団中、上位5球団はパリーグです。そして中日のチーム盗塁数は12球団中11位です。ほぼ最下位と言って良い数字ですね。ソフトバンクの周東選手は盗塁王を獲得しましたが、一人で50盗塁です・・・。得点力をアップさせるには本塁打も大事ですが、得点圏にランナーを置くチャンス、盗塁を増やさないといけません。

2020年シーズン 中日のチーム内での盗塁数の結果

次に、2020年シーズンの中日のチーム内盗塁数の結果を選手別に見てみましょう。

順位選手名本塁打
1位大島 洋平16
2位京田 陽太8
3位ビシエド3
4位阿部 寿樹2
5位アルモンテ1
5位シエラ1
5位高橋 周平1
5位武田 健吾1
合計33

これらの数字を見てると悲しくなってきます・・・(泣)これは走れない選手にも問題ありますが、走らせようとしない、もしくは走るサインを出しても走らない選手をなんとかしない首脳陣にも問題があると思います。

まず1位の大島選手。キャリアハイは2012年の32でセリーグ盗塁王を獲得しております。その後、2020年も含めた8年間で、30盗塁1回(2019年)、20盗塁以上5回です。現在35歳の大島選手は年齢による脚力の衰えは少なからずあるかと思いますが、盗塁も50mの速さよりも走塁技術が重要になると思いますので、まだまだ2020年の数字よりは伸ばせると思います。

そして2位の京田選手。8盗塁は全くもって物足りません!ルーキーイヤーには23盗塁しております。そこから毎年減少して、2020年は一桁になってしまいました。打率もルーキーイヤーから下がっておりますので物足らないレギュラーNo.1です。「一体何故?」と心配になるくらいの結果でした。

3位がビシエド選手というのは以外でした。3盗塁ですけどね・・・。相手バッテリー無警戒で走っていた印象がありますが、4番打者でも走る意識があるということは評価できると思います。逆にそれ以外の選手は意識が低すぎないかと思います。4位以下はもういいでしょう・・・。

これが、2020年の中日ドラゴンズのチーム内の盗塁数の結果です。これは何とかしないといけないですよね!まずセリーグ4位の広島を抜く65盗塁を最低の目標にしなければいけないと思います。

チーム盗塁数を伸ばす方策は?

中日には俊足の選手が結構います。中日の野手の中で50mで最速の選手はWikipedia上では・・・なんと平田選手5秒7です。これは過去の話だと思いますし、正直「ホンマかいな」という印象です。逆に大島選手は6秒0です。やはり単純な速さではなく走塁技術も重要ということでしょう。
中日の選手で50mが5秒台の選手は次の通りです。

平田 良介 5秒7
岡林 勇希 5秒8
高松 渡  5秒8
伊藤 康祐 5秒8
三好 大倫 5秒8(2020年ドラフト6位ルーキー)
京田 陽太 5秒9
滝野 要  5秒9

なんと50mが5秒台の選手が7人もいます。なのにチーム盗塁数が12球団中11位とはもったいないとしか言いようがありません。平田選手、京田選手を除いて、みんな25歳以下の若手です。
その中でも荒木コーチも認めている高松選手は、もう少し守備を鍛えないといけないかもしれませんが、代走、足のスペシャリストとして1軍に置いておいても面白いと思います。
個人的な推しは2人、岡林選手と三好選手です。岡林選手は元々投手で最速153㎞/h、遠投120m、高校通算21本塁打、三好選手も元々投手で最速144㎞/h、遠投110m、高校通算26本塁打と身体能力が高いです。この二人のどちらかをライトで使って欲しいです。

上記を踏まえて2021年シーズンのチーム盗塁数を65まで伸ばす個人(ポジション)別のシミュレーションをしてみましょう。

選手名2021期待値2020年結果
大島 洋平22166
ショート16(京田/根尾)88
ライト12(岡林/三好)012
その他15(高松など)96
合計653332

まず、何と言ってもリードオフマンの大島選手に上積みしてもらわないと困ります。とは言え年齢も35歳なので大きな上積みは無理があります。22くらいであれば達成出来るのではないでしょうか。

次にショートです。敢えて「ショート」としたのは京田選手と根尾選手で競い合って欲しい為です。根尾選手も50m6秒0と俊足です。大島選手と同じ記録です。この二人で何とか8からの倍増の16は達成してもらいたいですし、この数字は最低限のノルマとしなければいけないと思います。

そしてライトでは普通に実力、年俸を考えるとケガしなければ平田選手になると思いますが、50m5秒7の割には走りません。(5秒7は高校時代など若かりし頃の記録で、今は6秒台だと思います)思い切ってライトは俊足の岡林選手か三好選手を使ってもらいたいです。その二人で12くらいはいけると思います。

上記以外では前述の高松選手などを代走として積極的に起用し、大島選手、京田選手以外の2020年の数字9から6上乗せの15くらいは達成して欲しいです。決して無理な数字ではないと思います。

合計すると2021年の数字は65となり、2020年の広島の数字を上回ることが出来ます。2020年より32回スコアリングポジションに行ける回数が増えますので得点力も当然上がります。是非この数字を指定減のノルマとして頂き、積極的に盗塁を仕掛けて欲しいと思います。

まとめ

中日ドラゴンズの2021年優勝のカギは得点力アップで今回は方策②として盗塁数を増やす方法を考えてみましたがいかがだったでしょうか。
中日の1軍にはあの足のスペシャリスト荒木コーチがいます。その指導のもと、是非2021年は2020年のセリーグ4位の広島の64盗塁を超える盗塁を最低限記録してチャンスを増やし、得点を増やし、優勝して欲しいと思います。
そしてソフトバンクの周東選手の様な新星が現れて欲しいですね。そうすれば盗塁数セリーグ1位も夢ではありません。是非中日首脳陣には盗塁数アップのテコ入れをして頂きたいと思います。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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