愛知県江南市に位置する「布袋の大仏」をご存じでしょうか。
サングラスをかけたウィンクする大仏として、テレビや新聞でも取り上げられているのでご存じの方も多いと思います。俗称「グラサン大仏」。怖い大仏かというとそうではないと思いますよ(笑)
季節によってはライトアップもされるようです。奈良の大仏より背が高いので、ある意味話題性も含め日本一なのかもしれませんね。でも近隣に駐車場はないので訪問する際は注意してくださいね・・・。
そんな布袋の大仏様を見るために、愛知県江南市を訪問してきましたので動画や写真を交えてレポート致します。
布袋の大仏とは?
名鉄犬山線の沿線に鎮座するこの大仏は、個人が建立し、所有するという珍しい大仏です。
コンクリート製で、高さは18m。
「奈良の大仏」様より2mも背が高いです。
奈良の大仏より勝るとは凄いですよね。
お顔は写真の通り、凛々しいお顔をされております。
この大仏様の製作者は、故・前田秀信さんです。
この地に住まれ、名古屋市内で鍼灸医をされておりました。
大仏の制作に取り掛かったのは、昭和二十四年、終戦直後で食べるものも乏しく生きていくのがやっとの時代でした。
秀信さん四十三歳の時で、ある日夢で「大仏を造って人々を病気から守ってあげなさい」という神からのお告げがあり、「人々を病気の苦難から助けよう」と建立を決意し、私財を投じて制作を開始しました。
そんなお告げで、こんな大変なことを成し遂げようと思えるでしょうか。
私には無理です・・・。秀信さん、凄い方です。
それから5年後の昭和二十九年三月二十四日に「布袋の大仏」は完成しました。秀信さんは、体が弱く、御嶽薬師尊を信仰されていたこともあり、御嶽薬師尊の分身・分霊をこの地に移して祭ることにされた様です。
この「布袋の大仏」は江南市の観光スポットになっております。
それらしい看板も以下の写真の様に設置されております。
春や年末年始にはライトアップもされる様です。
その頃見に来るのも良いでしょうね。
現在の「布袋の大仏」の所有者
現在、この大仏を所有、管理されているのは、秀信さんの息子、正秀さんです。
大仏の背中側にある接骨院を営んでおられます。
その入り口の写真がこちらです。
大仏兼接骨院というのは珍しいですよね。恐らく世界で唯一ではないでしょうか。
サングラスをかけた大仏?ウィンクもしている?
この「布袋の大仏」はサングラスの似合う大仏様として有名です。
ある場所のある角度から見ると、踏切の警告灯と大仏の目が重なって見えます。
誰が最初に気づいたのかは定かではありませんが、本当に偶然の一致です。
そのサングラスを掛けている様に見える写真がこちらです。
その踏切近辺でサングラスを掛けていない?大仏の写真がこちらです。
電車が通過する際に踏切の警告灯が点滅しますが、その際は片目をつむってウィンクしている様にも見えます。
その写真がこちらです。
さらに、電車が通過する際の動画がこちらになります。
警告灯が交互に点滅しているので、交互にウィンクしている様にも見えます。
最後、遮断機で顔が二分されるところが、なんとなく笑えます(笑)
不謹慎ですかね・・・。
撮影は素早く慎重に・・・
このサングラスを掛けている様に見える場所は、実はお墓です。
お墓なので撮影は素早く行い、周辺を踏み荒らす様な行為はしない様にして下さい。
神聖なる場所になりますので、撮影の際は慎重にお願いします。
まとめ
個人で建立したこの「布袋の大仏」。
その製作者の熱い想いを知ったうえで訪れると、感慨深いです。
また、サングラスを掛けた姿を実際に見た時は本当に感動しました。
実際に見ることが出来て本当に良かったと思います。
但し、大々的な観光スポットではない為、周辺は閑静な住宅地で、この大仏様以外に楽しめるものは特にありません。
遠方から来られる方は、他の愛知県観光と合わせてスケジュールされた方が良いと思います。
大仏マニアの方は是非訪れて頂きたいと思いますが、そうでない方も一見の価値ありです!
周辺の住民の方々に迷惑が掛からない様にご覧いただければと思います。
アクセス ~駐車場はありません
・電車でお越しの場合:名鉄犬山線から徒歩約10分
・車でお越しの場合:名神高速道路の小牧ICを降りて約17分
駐車場はありません。
近隣は住宅地ですので、長居して騒いだりしない様にしてくださいね。
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