冬の寒い季節、非常に空気が乾燥して、肌がカサカサになったり、のどがイガイガしたりしますよね。エアコンなどで暖房を入れたりしていると尚更乾燥してしまいます。湿度が低いとウィルスの活動も活発になるので、乾燥は大敵です。
それを解消しようと加湿器の購入を検討し、購入を決めたのが今回ご紹介させて頂くアイリスオーヤマのハイブリッド式加湿器UHK-500-Wです。お手頃な価格で、しっかりした機能を備えております。
UHK-500-Wの良い点、良くない点を含めレビューしてみましたので、加湿器をご検討されている方は参考にしてみてください。
ハイブリッド式加湿器は他の方式と比べ良いのか?
アイリスオーヤマのUHK-500-Wは「ハイブリッド式」の加湿器です。では、「ハイブリッド式」の加湿器は他と方式と比べ良いのでしょうか。
加湿器の加湿方式を大きく分けると、「気化式」「加熱式(スチーム式)」「超音波式」「ハイブリッド式」の4タイプがあります。水を空気中に放出する方法で分類されます。
以下のアイリスオーヤマのホームページの表をご覧いただくとわかりやすいですが、それぞれメリット・デメリットがあります。 UHK-500-W の「ハイブリッド式」加湿器は 「加熱式」「超音波式」 の良いとこ取りをした方式になります。素早く加湿出来、蒸気も熱くならず、衛生的で音も静かです。但し一般的に 「ハイブリッド式」 は、「気化式」「加熱式」「超音波式」 と比べると高価になります。
UHK-500-Wの良い点
それでは、ハイブリッド式加湿器のUHK-500-Wの良い点を挙げてみましょう。以下の通りです。
- ハイブリッド式加湿器なのに低コスト
- 給水方法は2通りが選択可能!本体上のふたを外して直接給水/給水タンクを運んで給水
- 部屋になじむシンプルなデザインでアロマ付
- リモコン付属で距離離れていても操作可能
- 給水タンク容量が4.5Lと大きい
- 動作音が静か
- お手入れが簡単!
- 蒸気の吹出口が2つ!吹出位置は自由自在!
順に解説していきましょう。
1.ハイブリッド式加湿器なのに低コスト
ハイブリッド式の加湿器は、他の方式と比べると一般的に割高になります。本加湿器の様に、超音波式と加熱式のハイブリッド式だと超音波振動子とヒーターが必要になるので構造が複雑になるのがその理由です。価格はピンキリですが、高いものだと50,000円以上するものもあります。加湿性能によって価格が変わったりします。本加湿器は加湿量500mL/h、最大対応畳数約14畳と一般家庭の部屋では十分な性能を有しているハイブリッド式加湿器ながら、おおよそ10,000~14,000円位で購入できますし、場合によっては9,000円を切るような価格で販売されていることもあります。私はコス〇コの期間限定セールで9,000円弱で購入出来ました。(価格感は2022年1月現在のものです)
2.給水方法は2通りが選択可能!
給水は2通りが選択可能です。以下の2通りです。どちらの方法も便利だと思います。
- 本体上のふたを外し直接給水
- 給水タンクを外し、水道の蛇口などから給水
1つ目は、以下の様に本体のふたを外して直接、やかんなどから給水出来ます。水の量が減ってきてつぎ足す場合とかは便利だと思います。
2つ目は、給水タンクを外し、水道の蛇口から給水する方法です。給水タンクにキャップがないので、キャップを外したり、閉めたりする手間がないのでストレスがありません。また、バケツの様に持ち手があるので持ち運びも楽です。多少水が垂れたりしますので注意しましょう。
水を入れる際は、見にくいですが、「MAX」と書かれたラインより下にしましょう。
3.部屋になじむシンプルなデザイン でアロマ付
操作スイッチはタッチパネル式で凹凸がなく、湿度の表示部も表示が消えるとホワイトアウトして目立たない為、非常にシンプルなデザインになっております。どんな部屋にもなじむと思います。黒色の UHK-500-Bもありますのでシックな感じが好みであればそちらを選択されればよいと思います。
本体サイズは幅202㎜×奥行218㎜×高さ323㎜とコンパクトで、重さも2.8㎏と軽いので簡単に持ち運ぶことも出来ます。
本体の右側面下にアロマ液を染み込ませて、香りを楽しめるアロマボックスがあります。写真の白いフェルトにアロマ液を染み込ませて使います。
4.リモコン付属で距離離れていても操作可能
この加湿器はリモコンが付属しております。本体のタッチセンサーはクリック感が全くないタッチスイッチなので、リモコンの方が確実に操作でき、安心感があります。寝室などでの使用の際は、リモコンで操作した方が便利でしょう。
リモコンを使用する前に以下の写真の様に、透明のフィルムを抜く必要があります。
5.給水タンク容量が4.5Lと大きい
水がおおよそMAX付近まで入れた状態です。4.5L入りますので結構もちますよ。「強」運転時の連続加湿時間は約9時間です。湿度設定して運転している場合はもっともちますよ。
水がなくなると、ブザーが3回鳴って下の写真の様に赤いランプが点滅して、運転が停止します。このように空焚き防止機能も付いております。
6.動作音が静か
動作音は本当に静かです。睡眠時もほとんど気になりません。むしろ湿度表示の明かりの方が気になります。湿度表示の明かりは「おやすみボタン」で消灯させることが出来ますので問題ありません。但し加湿モードの棒グラフの様な表示は消すことは出来ません。
7.お手入れが簡単!
お手入れも簡単です。本体にも水は溜まりますので、その水はまめに捨ててあげれば良いです。
それ以外のお手入れはおおよそ以下の通りです。
- 2~3日に1回 ⇒風道を水洗い
- 2週間に1回 ⇒フロートを水もしくはクエン酸水溶液で洗う/超音波振動子を付属ブラシで掃除/ヒーターを布などでふき取り/カルキ防止フェルトを水洗い
- 1ケ月に1回 ⇒止水弁キャップと水タンク内フィルターを水もしくはクエン酸水溶液で洗う/銀イオンカートリッジをクエン酸水溶液で洗う
- ほこりがついたら ⇒アロマボックスのフィルターを水洗い/底面の吸気口フィルターを水洗い
それぞれのパーツも簡単に取り外せますし、フィルターも水洗いして繰り返し使えますのでランニングコストもほとんどかかりません。楽ですね。
8.蒸気の吹出口が2つ!吹出位置は自由自在!
蒸気の吹出口は2つあります。それぞれが360°回転出来るので、1方にそろえて蒸気を多く排出することも出来ますし、下の写真の様に反対方向に向けて排出することも可能です。地味ですが便利な機能です。
UHK-500-Wの良くない点
UHK-500-Wの良くない点は少ないですが、強いて上げると以下の通りです。
- 本体スイッチのタッチパネルの反応がイマイチ
- 湿度表示があまり当てにならない
- 上ふたを外す時や給水タンクを外す時水滴が床にこぼれる
- 転倒すると水浸しになるので注意!
1.本体スイッチのタッチパネルの反応がイマイチ
本体前面にある操作ボタンはタッチ式のボタンになります。その感度があまりよくないのか、一発で操作出来ないことがあります。ボタンを押し込もうとしたりすると、なおさら反応しません。感覚をつかむまで少し慣れが必要ですが、軽くタッチするようにしましょう。慣れるとまずまずの反応になります。
2.湿度表示があまり当てにならない
この製品に限ったことではないかもしれませんが、本体の湿度表示があまり当てになりません。以下の写真の様に本体が「78」を表示してますが、時計付属の湿度計は「65」を表示しております。(時計右下の数値)それぞれのセンサーの方式も違うと思いますし、本体上と部屋の離れた場所では差が大きくなることはあると思います。本加湿器は湿度設定が40~70%の間で5%単位で設定できますが、低めに設定していると他の湿度計で設定湿度に達する前に止まってしまうことが結構あります。湿度が30%以下になっている様な場合は、最初は強にしてある程度の湿度に達したら湿度設定するか、「弱」にしてある程度の時間運転させるかほうが良いと思います。
3.上ふたを外すときや給水タンクを外す時水滴が床にこぼれやすい
これもこの製品に限ったことではないと思いますが、上ふたを外す時や、給水タンクを外す時にそれぞれに水滴が付いていることが殆どなので、床に水滴がこぼれやすいです。水滴をなるべくこぼさないように、それぞれ水滴をなるべく払ってから外してください。
4.転倒すると水浸しになるので注意!
本体を倒してしまうと、ふたは乗っかっているだけなので、外れて中の水で部屋が水浸しになってしまいます。少しぶつかった位では倒れませんが、小さいお子さんがおもしろがって押したりすると倒れてしまいますので注意してください。これは製品の特性上のことなので良くない点とまでは言えないかもしれません。
本体と付属品
本体と付属品は以下の写真の通りです。
左上から、以下に記載の通りとなります。
- 取扱説明書
- 給水についてのお願い
- 本体
- カルキ防止フェルト(予備)
- アロマ用フェルト(予備)
- リモコン
最初から、カルキ防止フェルトとアロマ用フェルトの予備が付いているのはありがたいですね。
本体からふたと給水タンクを外した状態です。簡単に外せます。
さらに風道(蒸気の通り道)を外した状態です。カルキ防止フェルトの下にヒーターがあり、その左の黒い丸の部分が超音波振動子です。簡単に取り外しが出来ます。
梱包状態を確認してみよう
梱包状態を確認してみましょう。茶色の段ボールの四方を飾る別の厚紙が付けられています。この加湿器の良いところをPRしてますね。
装飾の厚紙を外すとこんな感じです。シンプルな段ボールですね。
段ボールのふたを開けて、本体を固定していた上のふたを外した状態です。
本体はビニール袋に包まれております。その他の付属品はまとめて別のビニール袋の中に入っております。本体のデザイン同様、梱包も無駄のないシンプルな構成になっております。
まとめ
今回アイリスオーヤマのハイブリッド式加湿器UHK-500-Wを紹介させて頂きました。お手頃な価格で、しっかりした機能を備えておりますので、ウィルス活動を抑制する意味でも重宝しております。
UHK-500-Wの良い点、良くない点は以下の通りでした。
【良い点】
- ハイブリッド式加湿器なのに低コスト
- 給水方法は2通りが選択可能!本体上のふたを外して直接給水/給水タンクを運んで給水
- 部屋になじむシンプルなデザイン
- リモコン付属で距離離れていても操作可能
- 給水タンク容量が4.5Lと大きい
- 動作音が静か
- お手入れが簡単!
- 蒸気の吹出口が2つ!吹出位置は自由自在!
【良くない点】
- 本体スイッチのタッチパネルの反応がイマイチ
- 湿度表示があまり当てにならない
- 上ふたを外す時や給水タンクを外す時水滴が床にこぼれる
- 転倒すると水浸しになるので注意!
加湿器をご検討されている方は是非参考にしてみてください。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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