中日ドラゴンズ2021年優勝のカギは得点力アップ!【方策①本塁打編】

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中日は2020年シーズン、8年振りのAクラス、3位という成績でした。2リーグ制分立後、3位となったのは全部で13回あり、その翌年の成績ではBクラスはわずか3回。あとは全部Aクラス入りで優勝も2回あります。直近では2008年が3位で09年は2位で、10、11年にはリーグ連覇を達成しております。
そうなると来季は優勝、日本一の期待が高まりますよね。しかし2020年シーズンはチームとして良い成績を上げたわけではありませんでした。チーム打率はセリーグ首位から4位へ、チーム防御率は3位から4位へ落ちております。では、優勝する為にはどこを強化しなければいけないのでしょうか。
それは「得点力」です。中日の弱点です。投手力は先発、中継ぎ、抑えとある程度計算出来ると思います。やはりポイントは「得点力」です。「得点力」をアップさせる方法、今回は「本塁打」に焦点を当ててみたいと思います。

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中日の弱点は・・・?

中日の弱点は一言で言えば「得点力」です。2020年のシーズンでは429で、首位巨人が532なので100点以上差があります。当然セリーグ最下位です。パリーグの最下位はオリックスで442なので、なんと12球団中最下位です。その問題点を分解すると次の通りです。

  1. 本塁打の少なさ
  2. 盗塁の少なさ
  3. 代打陣の弱さ

上記3つの問題点のうち、今回は「本塁打」に触れてみたいと思います。

2020年シーズン 中日の本塁打数の結果

2020年シーズンの中日の本塁打数は70本です。セリーグ最多は横浜DeNA、巨人の135本なので中日は約半分です。セリーグで二番目に少ない広島と、阪神は110本で40本も差があります。パリーグの最少は日本ハムの89本なので、本塁打は断トツ12球団最下位です。ちょっと酷すぎますよね・・・。
ここをなんとかしないと「得点力」は上がりません。本塁打は1本打てば、最低1点は入ります。最大1本の本塁打で4点入れることが出来ます。当たり前の話ですが、大事なポイントです。

チーム本塁打が30本UPしたとして半分ソロ、半分ツーランとしても45点得点がUPします。チーム本塁打30本UPしても、2020年シーズンで見ると中日は100本塁打で、二番目に少ない広島、阪神の110本に追いついていません。しかし得点では45点UPすれば、中日は474となり、中日の次に得点の少ないヤクルトの468を抜きます。そして阪神の494に迫ります。ヒットや盗塁を増やし、代打陣も活躍すれば阪神を抜くことも十分可能です。
まずはなんとかチーム本塁打を30本増やす方法を考えてみましょう。

チーム本塁打を30本増やす方法は?

チーム本塁打を30本増やす方法、と言っても簡単ではありません。バンテリンドーム名古屋(ナゴヤドーム)が広く外野フェンスも高い為なかなか難しい問題です。
まず中日での2020年シーズンのチーム内本塁打TOP5を見てみましょう。

順位選手名本塁打
1位ビシエド17
2位阿部 寿樹13
3位アルモンテ9
4位高橋 周平7
5位木下 拓哉6

やっぱり、本塁打数見ると貧弱ですね(笑)20本すら誰も届いておりません。試合数が少なかったこともありますが、本塁打王の巨人岡本選手は31本打ってます。そう考えると悲惨としか言いようがありません。それではどのように上積みしていけばよいのでしょうか。期待値になりますがシミレーションしてみましょう。

選手名2020本塁打2021本塁打期待値
ビシエド17225
セカンド13(阿部)15(阿部/石垣/石川)2
高橋 周平7147
レフト14(アルモンテ/福田)16(ガーバー/福田)7
木下 拓哉6104
ショート5(京田)10(京田/根尾)5
合  計30

上記表の通り上積み出来れば本塁打は30本増えます。その可能性、裏付けはどうなのか見てみましょう。

まず、何と言ってもビシエド選手。過去の成績を見てみると2018年135試合で26本がキャリアハイ、デビューの2016年119試合22本塁打、それ以外は2020年を除くと18本塁打という成績でした。特に2017年は87試合しか出場してないのに18本塁打でした。よってデビュー年位の成績を残せる可能性は十分あると思います。ケガしなければ大丈夫でしょう。

続いてセカンドです。2020年は阿部選手で13本塁打でした。2021年敢えて「セカンド」としたのは将来に向け「右の大砲」を育ててほしい為です。そこには石垣選手、2年目となる石川選手なども使って本塁打を上積みして欲しいです。2021年は2本増にしかしてませんが、その様な起用をすれば、ここは大化けするかもしれません。「期待枠」です。

次はキャプテン、高橋選手です。ここは外せないと思います。2020年は7本と3,5番を打つ選手としてはとても物足りません。ここは本塁打を倍増以上して欲しいですし、出来ると思います。今年は初めて打率3割を超えましたが、打率.280、20本塁打の方が良いです。2021年14本は最低のノルマにして頂きたいです。

次はレフトです。2020年の成績はアルモンテ選手9本、福田選手5本でした。2021年はアルモンテ選手が退団していませんので新外国人のガーバー選手と福田選手を合わせた数字にしております。ガーバー選手は未知数ですし、福田選手も必ずケガをしてしまうので微増の2本とかなり控えめにしております。逆にここはパウエルコーチ推薦のガーバー選手が期待以上の働きをした場合、大きく伸びる可能性を秘めております。
ここも「期待枠」ですね。

続いて捕手の木村選手です。2020年は88試合出場で6本塁打でした。2021年はレギュラー捕手として100試合以上出場出来れば10本塁打は達成出来ると思います。考えたくありませんが、もしケガしてしまった場合はA・マルティネス選手や郡司選手に頑張ってもらいましょう。

最後はショートです。2020年は京田選手が120試合フル出場し5本塁打でした。しかし守備はうまいですが打率.247、盗塁8はかなり物足らない数字です。2021年シーズンは京田選手に刺激を与える為にも我慢してある程度の試合に根尾選手を使ってもらいたいです。2021年は10本塁打と5本塁打からの倍増にしておりますが、半分位根尾選手を使えば達成可能ではないかと思います。もっと増える可能性も秘めてます。

まとめ

2021年、中日が優勝する為には得点力をアップさせる必要があります。その重要なカギを握る本塁打を増やす方法、可能性についてお話してきました。それぞれの選手を見てみると、本塁打を30本増やせる可能性は十分ありますし、現レギュラーのさらなる上積みと新外国人の活躍、若い選手の台頭でそれ以上増やせる可能性も十分あると思います。2020年シーズンよりもさらに楽しみが増えそうですね。
盗塁の少なさ、代打陣の弱さに対する強化方法は次回以降触れたいと思います。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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